「お盆」って、いつごろから始まったの?
お盆とは、祖先の霊(魂)をお迎えし、祀る行事です。日本では西暦五三八年ごろの仏教伝来以前から、”先祖祭り”が行われており、これに仏教行事の「盂蘭盆」が習合して現在の形ができたと考えられています。盂蘭盆とは正しくは「盂蘭盆会」のことで、釈尊の弟子である目連が、餓鬼道に堕ちて苦しむ亡き母の姿を見て、釈尊に母を苦しみから救うための術として「七代前までの祖先や父母達を供養する」ことを教えられたという由来によります。目連が七月十五日に多くの高僧たちに食物を施し、供養してもらい、母を救ったことから、この日は特別な日として祀られるようになったといわれています。もともと親孝行から始まったお盆は、現在は祖先を浄土から迎えて供養し、感謝する行事として定着しました。
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