新年の重要な行事
「初釜」は新年初めての茶事の際に炉にかける釜のことですが、茶道では初釜の湯のことをいい、流派を問わず新年の重要な行事になっています。茶の湯は、戦国時代に千利休によって大成され、「わび茶」といわれる世界が築かれています。その発展の名脇役として「菓子」があります。日本の菓子は、外国の菓子(金平糖・カステラ・ボーロなど)が入ることで大きな刺激を受け、変化していきました。江戸時代中頃になって、茶人の美意識が菓子に影響を与えはじめ、朝廷や幕府に献上する「献上菓子」がブランド化するようになりました。明治時代になると、趣向をこらす茶の湯が発展し、茶の湯における和菓子の地位は高くなっていきました。初釜のときの菓子は、新年を祝う代表的な「花びら餅」が人気ですが、その年の歌会始のお題にちなんだお題菓子も人気があります。
冬の贈り物の関連記事
-
1月15日を中心にした数日
元日から7日までを「大正月」というのに対して、旧来の15日を中心にした数日を「小正月」と呼びます。これは古代、...
-
続きを読む
-
正月のお飾りはいつ片付けたらいい?
門松を取り外すのは「松納め」といい、地域の習慣によって、その日はさまざまです。早いところでは、一月四日の仕事始...
-
続きを読む
-
大晦日の夜の行事
「年越し」は、大年・除夜・年夜・年取りともいい、年の変わり目になるのが大晦日の夜です。今の感覚では午前零時を期...
-
続きを読む
-
宮中で催される年始の歌会
「歌会始」は、1月10日前後の吉日に行われます。天皇皇后陛下が臨席して皇族が集まり、歌を詠みます。一般から選ば...
-
続きを読む
-
目上の人から目下の人に贈るもの
-
続きを読む
-
商売繁盛を願う縁起かつぎの行事
「酉の市」は、毎年11月の酉の日に東京・浅草にある鷲(おおとり)神社で行われる祭礼で、「お酉さま」ともいわれて...
-
続きを読む
-
お正月を祝う料理
1年を竹の節のように区切り、ふだんと異なった日を設けたのが盆であり正月です。中国の唐の時代にはこれを節(せち)...
-
続きを読む
-
お正月の風物詩
その昔は正月に餅を引き合ってその年の吉凶を占ったり、短冊に文を書いて引き当てる遊びなどでした。江戸時代になると...
-
続きを読む
-
福運を願って食べる
雑煮は、平安時代初期に年神に供えた餅・人参・大根などの収穫物を一緒にして、一つの鍋に入れて煮込み、福運を願って...
-
続きを読む
-
薪の宴の能
「薪能は神事に舞う能のひとつで、薪の宴の能という意味です。薪宴は、修二会(修二月会の略)に用いられる薪を春日山...
-
続きを読む
その他のギフト関連の記事
-
初節句のお祝いには、両家の両親を招くの?
初節句は子供の成長を祝福し、幸せを祈る祝いとして、両家の家族や祖父母が集まってお祝いする方が多いです。招待され...
-
続きを読む
-
国家の功労者に勲章を授与
日本国憲法が公布された昭和21年11月3日を記念し、「自由と平和を愛し、文化の進展を祝う日」として昭和23年に...
-
続きを読む
-
還暦から古希へ
長寿の祝いを「古希」からとする人が多いようです。古希とは、中国の詩人杜甫が「人生七十古希稀なり」(人生70歳を...
-
続きを読む
-
七五三の祝い方と神社への参拝の仕方は?
七五三は、両親、祖父母、家族などの親しい身内で祝うものです。参拝する神社は、もともとは氏神様でしたが、現在は由...
-
続きを読む
-
結納の記念品交換をするときの体裁は?
結納金のかわりに記念品を贈る場合は、「寿」として贈り、名入れはお互いわかっているので入れない場合もあります。事...
-
続きを読む
-
絵画や写真の個展を開催する方へ差しあげるお祝い品とその体裁は?
お祝い品には、休憩時に控えの部屋でいただけるお菓子などを、紅白花結びのし付きで、「祝個展開催」「御祝」「御部屋...
-
続きを読む
-
春の浅蜊がおいしいわけ
潮の満ち引きは月の引力と関係し、満ち引きの差が大きいときを大潮、小さいときを小潮、その中間を中潮といいます。潮...
-
続きを読む
-
取引先に社長就任の挨拶に回るときに、持参する品物の体裁は?
紅白花結びのかけ紙に、表書きは「就任記念」「御挨拶」などとし、会社名・役職名を名入れします。
-
続きを読む
-
上棟式をしたいが、建主側としての心得は?
上棟式とは、上げ棟式または建前ともいわれ、建物の骨組みが完成した後に行う儀式のことです。棟梁自身が「建物が完成...
-
続きを読む
-
新築して引っ越したときの挨拶回りにはどんな品物がいい?
家庭で手頃に使えるものがよいでしょう。ランチョンマット、コースター、ふきん、タオル、箸置き、コーヒー、紅茶、お...
-
続きを読む
-
喪中の方へ「新築祝い」を贈ってもいいの?
お中元やお歳暮と同様で、亡くなられた方の忌明け(七七日忌)前か後かで判断します。
-
続きを読む
-
昨年末に娘の嫁ぎ先から「ブリ一尾」が届いた。どういう意味がある?
嫁の実家に「ブリ一尾」を贈るのは、一般に「お宅の娘さんは、嫁ごぶりが大変に良い」というメッセージが込められた大...
-
続きを読む
-
昨年末に身内が亡くなり、年賀欠礼状を出していないので、今年の年末には出した方がいい?
年末に不幸があって年賀欠礼状を出すのが間に合わない場合には、松の内が明けてから「寒中見舞い」として欠礼の挨拶を...
-
続きを読む
-
たかが団扇されど団扇
「団扇」は、細く平たい竹を扇状に組み、紙や絹を貼って絵柄を施したもので、扇いで風を起こす多くは円形の道具です。...
-
続きを読む
-
赤ちゃんの祝い着(晴着)はベビー服でもいい?
最近では、祝い着を用いず、外出用のベビー服や真っ白なベビードレスを着せ、ケープやおくるみで包んで抱く略式のケー...
-
続きを読む
-
お中元って何?なぜ物を贈るの?
中国の「三元」のうちの一つである「中元」とは、陰暦の七月十五日であり、この日に慈悲神様を祀ったとされており、そ...
-
続きを読む
-
仲人さんへのお礼はどういう形がベスト?
縁談から結婚披露宴まで、すべてお世話になる仲人の場合は、結納金の一割から二割程度のご祝儀とお車代を差しあげます...
-
続きを読む
-
夫の実家、妻の実家に挨拶廻りをするときは?
結婚式後に初めて両家の実家に挨拶廻りをするときは、先様の両親が使えるようなもの(ペアのコーヒーカップ&ソーサー...
-
続きを読む
-
新会社設立パーティーの引出物の表書きは?
紅白花結びで「設立記念」「新会社設立記念」と表書きし、社名で名入れをするとよいでしょう。
-
続きを読む
-
日除けとファッション
サングラスは顔のアクセサリーとして使われ、その日の顔型・顔色・化粧品・服装に合うように、いろいろな形や色があり...
-
続きを読む