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新年の重要な行事

「初釜」は新年初めての茶事の際に炉にかける釜のことですが、茶道では初釜の湯のことをいい、流派を問わず新年の重要な行事になっています。茶の湯は、戦国時代に千利休によって大成され、「わび茶」といわれる世界が築かれています。その発展の名脇役として「菓子」があります。日本の菓子は、外国の菓子(金平糖・カステラ・ボーロなど)が入ることで大きな刺激を受け、変化していきました。江戸時代中頃になって、茶人の美意識が菓子に影響を与えはじめ、朝廷や幕府に献上する「献上菓子」がブランド化するようになりました。明治時代になると、趣向をこらす茶の湯が発展し、茶の湯における和菓子の地位は高くなっていきました。初釜のときの菓子は、新年を祝う代表的な「花びら餅」が人気ですが、その年の歌会始のお題にちなんだお題菓子も人気があります。

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