お食い初めの祝い方は?
赤ちゃんのために食膳を整え、親族の長老の方が実際に食べさせるまねをして祝います。身内だけの場合は、祖父母か両親が行います。この日のために膳、椀、箸を新調するのがしきたりです。昔と今では正式なお食い初め膳には違いがあります。【昔の正式な祝い膳】茶碗に山盛りによそった赤飯の上に小さなおにぎりを二、三個のせ、鯛か鯉のすまし汁、金頭の焼き物、煮物、香の物がそえられた一汁三菜と、”しわ”ができるまで長生きするように「梅干し」と、丈夫な歯が生えるように「歯固めの石」を用意し、二の膳に「紅白の餅」をそえるのが正式とされました。男児には朱塗りの、女児には外側が黒塗りで内側が朱塗りの食器を用いました。【現在の正式な祝い膳】現在では、二の膳をつけることはあまりなく、一汁三菜を基本に、@尾頭つきの鯛A煮物B赤飯C香の物D汁物となり、香の物の器に昔と同じように「梅干し」と「歯固めの石」を盛り付けます。【略式のお食い初めセット】百貨店などで、プラスチックや漆器、陶器の食器セットなど長く使える物や、祝い膳の代わりにプラスチックのミルクコップ付きのランチ皿などを揃えるのも便利です。食べ物についても、大人は正式な祝い膳で、赤ちゃんには成長に合わせた食べやすいものや、離乳食に適したものを並べてもよいでしょう。
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