親や祖先の待つ故郷へ
有給休暇があり、足の便が昔とは比較できないほど便利になっても、正月やお盆の帰省ラッシュは常態化しています。昔は「薮入り」といい、商家の奉公人などが年に2度、奉公先から休暇をもらって親元(実家)に帰ることで、その時期は現在の帰省日と一致しています。薮入りには、皆一斉に故郷に走ったといいます。帰省ラッシュも気にせずに、妻子を伴って故郷の両親に顔を見せに帰ることは、なによりの親孝行となり、素晴らしい日本の行事だといえます。帰省するのに手土産を持ち帰る習慣があり、時期が重なることもあるので「中元」と「帰省土産」を同一視することもありますが、それは別で、だいたいは帰省土産として、別のものを用意します。土産なので、たとえば東京から帰る場合は、東京土産といったものが好まれます。
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