お正月様を迎える1年の始まり
一年の初めの月だけを、数字を使わず「正月」と呼ぶのは、「お正月様」という神様が元旦にやってくるからだといわれています。お正月様は、高砂の尉(じょう)と姥(うば)のようなおじいさん・おばあさんで、1月14日の「どんと焼き」という行事で、門松や正月飾りを焼く煙とともに帰っていくのだそうです。徳川15代将軍慶喜の孫で、東京小石川の屋敷で育った柳原喜佐子氏(大正10年生まれ)の日記に、当時のお正月のすごし方が記されています。「お供え、凧揚げ、、羽根突き、こままわし、すごろく、百人一首、獅子舞、はしごのり、山河万歳・・・」今では滅多に見られない日本のお正月の風景です。
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