新しい御魂を供養する
「新盆」は、ほかの先祖とは別に位牌を取り出し、お飾りやお供えをします。先祖の霊は浄化されているので落ち着いていますが、新しい御魂はまだ荒々しいので、ていねいに行います。僧侶にお経をあげていただき、親類ほか親しかった人を招いて供養をします。この際、品物を贈るときの掛紙は、お盆に精霊が戻るといわれることから「御霊前」が一般的です。新盆を迎える家庭では、家族が白い盆提灯を用意し、親戚・兄弟・知人などが絵柄の入った盆提灯を贈ります。盆提灯は、お世話になった故人の冥福を祈り、感謝の気持ちを表すもので、正式には一対で贈る習慣ですが、最近は住宅事情で1個で贈るケースが増えてきています。ちなみに新盆用提灯は1回限りで燃やします。新盆法要に参列してくださった方々へのお返しには、お菓子やお茶が多く使われますが、お返しの掛紙は、「粗供養」「新盆供養」「茶の子」などです。新盆の盆提灯は7月7日頃から飾り、7月13日にお寺で火をつけてもらいます。電気でつく提灯も同様で、1週間ほど前から飾りをして、迎え火に灯りを入れ、送り火を落とします。お寺ではお盆の間、多くの檀家に出向いて棚経(仏壇にお経をあげる)を行うので、大変忙しく、お盆の前に伺うか伺わないかの確認をとるようです。お施餓鬼のときは寺院がお持たせ(土産物)を用意しますが、このときは逆に檀家が用意します。本来は「お布施」「お車代」「御膳料」の3つを用意しますが、今では「お布施」1本が多く、これとお持たせを渡します。、
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