亡くなった人の霊を慰める踊り

お盆の時期に各地で行われる「盆踊り」は、太鼓や笛など鳴り物の伴奏で、音頭、お盆祭り用の甚句(民謡の一種)に合わせて踊るもので、老若男女が参加できる元気一杯の踊りです。お盆が神仏習合の行事であるのと同様に誰もが楽しめます。盆踊りは、近所のお寺の境内や広場で行われるのが一般的で、真ん中に組んだ櫓を中心に、輪になって回って踊ります。これが「風流系踊り」で、屋台や金魚すくいなどは子ども連れにも楽しく、非日常的なひとときを過ごせます。「念仏系踊り」からでたといわれる踊り方は、行列して踊り歩くもので、亡くなった人の霊を慰め、送り出すという盆踊り本来の目的を持っています。こちらは祭りと同じで、全国様々な様式があり、東京では東京音頭に合わせたり、地方出身の人も多いので、各地の民謡などで踊ります。盆踊りといえば「縁日」で、これは決まった神や仏と縁を結ぶ「結縁日」の略です。その日、その神仏を信じれば功徳があるという信仰に基づき、仏が決まっている寺社が行う結縁日に参拝すれば一層のご利益があるということで、大勢の善男善女が集まりました。その人ごみを目当てに、様々な露天や屋台が集まって市となりました。縁日の発達は宗教と経済の融合であり、門前町が形成された所も少なくありません。

夏の贈り物の関連記事

その他のギフト関連の記事

open

夏の贈り物