無病息災を願う習慣
冬至は昼間の時間が最も短い日で、この日を境にまた日が長くなることから「一陽来復」ともいいます。冬至に柚子湯に入る、小豆粥や南瓜を食べるなどは、いずれも無病息災を願う習慣です。「柚子湯」は禊ぎ(みそぎ)の名残だとされていますが、ひび・あかぎれに効き、風邪などを防ぐ効果があります。「小豆粥」は、11月23日の夜に小豆粥をお大師さまに供える大師講と関係があるとされていますが、その赤い色が邪気を祓う色であることから、冬至に食されます。「南瓜」は諸説ありますが、栄養価の高い南瓜を食べて野菜の少ない冬場の栄養を補ったと考えられます。南瓜料理の冬至の食べ方に決まりはありませんが、冬至の頃、和菓子屋に南瓜でできたお菓子が並ぶのが目立ちます。南瓜といえば、南瓜をくりぬいた皮に、目や鼻の穴を開けてお面にしたものが象徴的に使われている10月31日の「ハロウィーン」には、南瓜の形の容器にお菓子を入れたものや、南瓜のクッキーなどが売られます。ハロウィーンは、ケルト民族の伝説に基づく収穫と新年にまつわる行事でしたが、キリスト教と結びついて、諸聖人の祭日の前夜の行事になったものです。
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