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社会的に名誉ある受章

叙勲とは国家の栄典として与えられる勲章・褒章などを受けることをいいます。「勲章」は、国に貢献した人に授与されるもので、勲何等と呼ばれる階級が付けられ、内閣の助言と承認によって天皇が授与します〈勲章の内容は、「文化の日」参照〉。受章が決まったときには、まずお世話になった方々など身近な人に感謝を込めて連絡をします。授与式に出席する服装や同伴者の有無は、招待状の指定に従います。正装の場合、男性は黒五つ紋付着物に羽織、袴、モーニング、夜は燕尾服。女性は、黒留袖、色留袖(未婚者は振袖、アフタヌーンドレス)、夜はイヴニングドレス。準礼装の場合、男性はディレクタースーツ、ダークスーツ。女性は紋付色無地、訪問着です。受章祝いや受章発表の直後は、あわたただしいものですから、お祝いの言葉は電話より祝電の方が迷惑になりません。お祝いの気持ちを伝えてから、相応の贈り物を届けます。知らせを受けてすぐにかけつける場合は、酒・寿司・オードブル・鯛・海老などを届けます。来客が多いときだけに、お祝いとして喜ばれます。叙勲・受章が決定したら、関係者を招いて祝賀会を開くことが多いものです。受賞者の弟子や教え子、会社などが発起人となって開く場合は「祝賀会」、本人が主催するなら「感謝の会」とします。祝賀会の形式・日時・場所・招待客・記念品などは、受賞者の意向を配慮して決めます。当日は賞状・勲章を披露し、祝賀会では参加者から記念品を贈ります。参加者への返礼は、受章の名称や年月日を入れた記念品に礼状を添えて配ります。お祝いの品は、趣味にあった陶器・置物・書画など、社会的に名誉ある受章にふさわしく、長く残る品物がいいでしょう。

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