謝罪・お詫びの菓子折りおすすめ10選|のし・予算・選び方・渡し方など誠意を伝えるためのマナー

お中元を贈る際に押さえておきたいマナー

ビジネスシーンでのミスや事故、トラブルなどが起きた場合には、先方に謝罪をする必要があります。お詫びの言葉はもちろんのこと、菓子折りを持参しようと考えている方も多いでしょう。そこでこの記事では、お詫びとして渡す菓子折りの選び方やマナーなどをご紹介いたします。

菓子折りとともにお詫びの気持ちを伝えよう

菓子折りとともにお詫びの気持ちを伝えよう

仕事上のミスや事故・トラブルなどを起こしてしまったら、謝罪の言葉を述べるのはもちろんですが、お詫びのしるしとして菓子折りを渡すことで、誠意が伝わりやすくなるでしょう。

この記事では、菓子折りを渡す際のマナーや相場、選び方とともに、お詫びに相応しい商品をご紹介いたします。

謝罪の菓子折り基本のマナー

謝罪時に菓子折りを渡す際のマナー

菓子折りをお詫びのしるしに渡すのは謝罪のマナーの一つとして知られていますが、ただ渡せば良いというわけではありません。マナーが守られていなければ、かえって失礼にあたり、事態を悪化させてしまう可能性もあります。

主なマナーをご紹介しますので、正しく理解して、お詫びとともに菓子折りを相手にお渡ししましょう。

謝罪の菓子折り|渡すタイミングは?

謝罪の菓子折り|渡すタイミングは?
菓子折りを持参したからといって、すぐに渡すのはNGです。物で解決しようととられる可能性があり、気持ちが伝わらないかもしれません。

菓子折りを渡すタイミングは、謝罪の言葉を伝え、相手が謝罪をしっかり受け入れてくれた時です。謝罪を受け入れてもらったことを確認して、「心ばかりの品物でございますがお納めください」といった言葉とともに菓子折りをお渡ししましょう。

また、菓子折りを渡すまでにどのように持っておくかも配慮したいポイントです。菓子折りの袋が堂々と見えていると、あからさまな印象を与えるかもしれません。

相手から見えない位置に持つと、第一に謝罪の言葉を述べたいという姿勢が伝わるでしょう。

受け取らない場合は?渡し方にも注意しよう

シーンに合わせて、渡し方にも注意する必要があります。ビジネスシーンでは、ミスをした本人と上司の2人で訪問することもあるでしょう。そのような場合は、立場が上である上司が菓子折りを渡すのがマナーです。

菓子折りが入っていた袋については、渡す側が持ち帰るようにします。袋は中身を守るものであり、受け取っても相手にとっては不要なものになるので、必ず袋から出して菓子折りのみをお渡ししましょう

また、謝罪の言葉を述べても、相手の気持ちが収まらないこともあります。

菓子折りを渡すのは謝罪を受け入れてくれたことが前提ですので、相手が受け取らないのに無理やり渡したり、置いていったりしてはいけません。かえって気分を害してしまうこともあるので、そのまま持ち帰るようにしましょう。

謝罪の菓子折り|のし紙はどうする?

謝罪の菓子折り|のし紙はどうする?

菓子折りは一種の贈り物ですが、のしは慶事を連想させ、反省していないと思われるリスクがあるので避けましょう。

詫びの菓子折りには、紅白ま結びでのしのないかけ紙をかけます。

「お詫びの品に紅白で良いのか?」と思われるかもしれませんが、水引の赤色は、本来“厄を払い、悪いものを相手に渡さない”との意味が込められたものです。

表書きには「御詫び」、もしくは、お詫びの状況によって「粗品」「御挨拶」と記すと良いでしょう。

無地の短冊や包装のみが選ばれる場合もあります。

謝罪の菓子折り|予算相場はいくらくらい?

謝罪の菓子折り|予算相場はいくらくらい?

誠意を伝えるためには、菓子折りの価格も気を付けたいポイントです。安価すぎると気持ちが伝わりにくく、かといって、価格が高すぎると物で解決しようとしている印象を与えてしまいます。

お詫びの菓子折りの相場としては、3,000円~10,000円が多いです。ミスやトラブルの重大さに合わせて、相場を大きく外れない価格の菓子折りを選びましょう

お詫びの気持ちが伝わる菓子折りの選び方

お詫びの気持ちが伝わる菓子折りの選び方

菓子折りの相場を押さえたら、さっそく品物を選んでいきましょう。どのような菓子折りを渡すかもお詫びの気持ちを伝えるポイントであり、シーンにふさわしい菓子折りを選ぶ必要があります。

3つのポイントをチェックして、誠意が伝わる菓子折りを選びましょう。

  • 控えめで格式高いお菓子
  • 相手の負担にならずすぐに消費できるもの
  • 事態を受け止めていることが伝わる重みのある菓子折り

控えめで格式高いお菓子を選ぶ

見た目が華やかなものや装飾が目立つものは、謝罪のシーンにはふさわしくありません。お詫びの菓子折りには、控えめな印象があり、格式高いお菓子を選びましょう

羊羹やカステラなどのお菓子であれば、落ち着いた印象があり、誠意を感じていただけるはずです。お菓子の中でも、老舗や有名店の品物は、お詫びに適しています。

事態を受け止めていることが伝わる重みのある菓子折りを選ぶ

菓子折りの重みは、事態をどれだけ深刻に受け止めているかを判断する基準になることもあります。重みだけでは判断できないものの、軽いお菓子を受け取り、気持ちがこもっていないと感じる方もいるでしょう。

重みのある菓子折りは、事態を重く受け止めていることを伝えやすいです羊羹やカステラなどずっしりと重みのあるお菓子を選んでみてはいかがでしょうか。

落ち着いた印象のある和菓子

落ち着いた印象のある和菓子

和菓子には、主張しすぎずに控えめな印象があり、お詫びのシーンに相性が良いです。羊羹やカステラなどをチョイスし、老舗・有名店の格式高い品物を選びましょう。

【とらや】小形羊羹10本入

【とらや】小形羊羹10本入

『とらや』は、5世紀にわたって菓子屋を営む老舗です。“小形羊羹10本入”は定番の品であり、老舗伝統の味が楽しめる、コンパクトサイズの羊羹になっています。

1つずつ個包装になっており、5種類の味が2つずつセットになっているので、気軽に食べられるとともに味わいの違いも感じられます。落ち着きのあるパッケージと、老舗の羊羹ということもあり、お詫びのシーンにも適しています。

【杉谷本舗】五三焼かすてら2本詰合せ

大谷本舗 五三焼かすてら2本詰合せ

『杉谷本舗』は、1811年に創業して以来、和菓子をつくり続けてきた老舗菓子店。“五三焼かすてら2本詰合せ”は、引き継いできた伝統の技を使って、熟練の職人たちが丹精込めて焼き上げたカステラです。

原料にもこだわっており、本物のカステラを味わってもらえるでしょう。ずっしりと重みがあり、誠意を伝える菓子折りとしておすすめです。

【下鴨茶寮】料亭の黄味しぐれ ひびき

【下鴨茶寮】料亭の黄味しぐれ ひびき

『下鴨茶寮』の“料亭の黄味しぐれ ひびき”は、卵黄入りの生地で抹茶餡を包んだ黄身しぐれです。黄身しぐれは、古くからの伝統的な和菓子であり、格式高さを感じられる品となっています。

甘さ控えめな味わい・口当たりなめらかな食感が特徴です。一口サイズの黄身しぐれが12個セットになっており、相手に負担をかけずに気軽に食べてもらえるでしょう。

気軽に味わうことができる焼き菓子

気軽に味わうことができる焼き菓子

クッキーやサブレなどの焼き菓子は、気軽に食べられるので、相手の負担になりにくいのが特徴です。カジュアルなパッケージの焼き菓子もあるので、謝罪のシーンを意識して控えめなものを選ぶことが大切です。

【ゴディバ】ダーク&ホワイトラングドシャクッキー アソートメント

【ゴディバ】ダーク&ホワイトラングドシャクッキー アソートメント

サクサクッとした食感の軽やかなラングドシャ生地で、チョコレートをサンドした『ゴディバ』の“ダーク&ホワイトラングドシャクッキー アソートメント”。

心地良い口当たりと、風味豊かなチョコレートの味わいを楽しめます。ダークチョコレート16枚・ホワイトチョコレート14枚が入ったこちらの詰め合わせは、個包装なので、オフィスでも食べやすい点がおすすめです。

【優雅亭】バウムクーヘンギフト

【優雅亭】バウムクーヘンギフト

『優雅亭』の“バウムクーヘンギフト”は、プレーン、チョコ、メープルといった3つの味のバウムクーヘンがセットになっています。

プレーン・メープル各5個、チョコ10個がそれぞれ個包装になっているので、一人ひとり食べやすく、人数の多いお取引先へのお詫びにもおすすめの品です。

【ヨックモック】シガール

【ヨックモック】シガール

『ヨックモック』の“シガール”には、「葉巻」という意味があります。バターをたっぷり使った生地を葉巻のように巻いたクッキーで、バターの風味とサクサク感、くちどけが味わいの特徴です。

シンプルながらも上質なお菓子であり、お詫びの品として様々なシーンで持参することができるでしょう。

すぐに食べてもらえる生菓子

すぐに食べてもらえる生菓子

ゼリーやプリンなどの生菓子も相手の負担になりにくい品物です。焼き菓子と同様に、カジュアルになりすぎずに格を意識した品物がベターです。

フルーツゼリー詰合せ

フルーツゼリー詰合せ

こちらの“フルーツゼリー詰合せ”は、岡山産のフルーツを使ったゼリーの詰め合わせです。清水白桃、黄金桃、ピオーネ・マスカットの3種類があり、味のバリエーションを楽しめます。

つるっと気軽に食べてもらえるだけでなく、凍らせてシャーベットで食べるなど、食べ方をアレンジできるのも特徴です。

完熟トマトゼリー

完熟トマトゼリー

“完熟トマトゼリー”は、岡山県産の完熟桃太郎トマトを丸ごと一個閉じ込めたゼリーです。完熟トマトならではの甘さと爽やかな酸味が感じられる味わいが大人気の一品。

珍しさもあり、先方に丁寧に選んだ印象を与えることができる生菓子です。

家族や従業員で飲んでいただけるドリンク

家族や従業員で飲んでいただけるドリンク

取引先の従業員の方に向けても、気持ちを伝えたい場合にはドリンクを選ぶのがおすすめです。年齢を問わず味わえます。相手の年齢に合わせて、ふさわしいドリンクを選びましょう。

【フロリダスモーニング】マンゴー100%&フルーツジュース

【フロリダスモーニング】マンゴー100%&フルーツジュース

こちらは、『フロリダスモーニング』が送る、果汁100%フルーツジュースの詰め合わせです。濃厚な甘みが魅力のマンゴー、鮮やかな色も美しいレッドグレープ、幅広い年齢層に人気のオレンジの3種の味わいを楽しむことができます

小さなお子さんがいる先方へのお詫びにも適した品物でしょう。

【カフェグレコ】カセットドリップコーヒーギフト

【カフェグレコ】カセットドリップコーヒーギフト

『カフェグレコ』は、1760年にローマで創業し現在も続く「アンティコ・カフェグレコ」の味わいが楽しめるコーヒーブランドです。

“カセットドリップコーヒーギフト”は、イタリアンブレンド、クラシカルブレンド、グレコブレンドがセットになっています。

コーヒー豆の個性を楽しめることはもちろん、ドリップタイプで気軽に味わえるのも、お詫びの品におすすめしたい点です。

マナーや相場を守ってお詫びのしるしに菓子折りを

マナーや相場を守ってお詫びのしるしに菓子折りを

お詫びのしるしとして菓子折りを渡す際は、品物選びの前にマナーを守ることが大切です。謝罪を受け入れてくれたタイミングで渡すことや、のしのない無地の掛け紙をかけること、シーンに合った渡し方などをしっかり意識しましょう。

品物を選ぶ際は、控えめなものやすぐに消費できるもの、重みのあるものなど、謝罪のシーンに合った菓子折りがおすすめです。

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