防災用品の備えでお困りごとはございませんか?いつ起こるか分からない災害に備えて防災用品を準備することは非常に重要です。この記事では企業さま向けの防災備蓄品をご紹介いたします。ご家庭用の防災備蓄品との違いや、選ぶ際のポイント、おすすめの防災用品もあわせてご紹介いたします。
目次
企業向け防災用品を備えておくことの大切さ
企業が災害に備えることは危機管理の観点からも重要であるといわれています。内閣府のHP(以下参照)によれば、企業防災とは以下の2つに大別されます。
- 防災:従業員や顧客の安全を確保する防災活動。被害を最小に抑えるとともに、地域の一員として災害復旧や復興へ貢献する
- 事業継続:災害で被害を受けても、重要な業務が中断しないこと、または仮に中断しても短い期間で再開すること
給水車や配給などの「公助」や、地域で助け合う「共助」が行き渡るまで、自社の従業員が生き抜くための「自助」を行うことが、企業防災の観点から求められています。そのために必要なのが防災用品の備蓄です。
防災用品の備蓄は、上記「防災」に該当します。<spanclass=”span__stk_maker_yellow”>災害発生時は、交通機関の運航停止に伴い、多くの帰宅困難者が出ることが予想されるため、日頃から食料品や医薬品、トイレなどを備蓄しておき、従業員や来訪者が施設内にとどまっても生活できるようにしておくことが望ましいとされています。
企業向け防災用品と家庭用防災用品との違い
揃えるべき防災用品に、企業用とご家庭用とで大きな違いはありません。違いがあるとすれば、一点、会社で寝泊まりすることを想定して、寝袋が必要な点が挙げられます。
企業向け防災用品は、用意すべき個数が家庭用防災用品の数に比べて多いのが特徴です。具体的には、全従業員分+来客用に、数に余裕を持たせて備蓄(従業員+10%が理想)しておくことが望ましいでしょう。
備えておきたい企業向け防災用品と選び方のポイント
具体的に、備えておきたい企業向け防災用品と、それらを選ぶ際のポイントについてご紹介いたします。
マストな防災用品と選び方は?
東日本大震災を受け、東京都は、「東京都帰宅困難者対策条例」を制定しました。
参照:東京都帰宅困難者対策条例
それによると、大規模災害発生時に従業員が施設内にとどまることができるよう、企業は、「従業者の三日分の飲料水、食糧その他災害時における必要な物資を備蓄するよう努めなければならない。」とされています。
また、東京都防災HPに記載の「施設内待機のための備蓄の確保」によれば、水、食料品に加え、毛布又はブランケットが必要とされています。
これらの情報を参考にすると、必ず備えておきたい防災用品としては以下が挙げられます。
3日分の備蓄目安量(1人分) | ||
飲料水 | 9L (1日3L×3日) |
5~10年程度もつとされる、長期保存タイプの飲料水がおすすめ。 誰もが飲みやすい軟水を選ぶ方が良い。 傷まないように、日光が直接当たらない暗所で保管すると良い。 |
食料 | 9食 (1日3食×3日) |
乾パンやアルファ化米など、加熱や調理が不要で、腹持ちの良いものが良い。 魚介や肉類の缶詰や、野菜ジュースもあると、栄養面がさらに良い。 飲料水同様、こちらも暗所での保管がおすすめ。 |
毛布 又はブランケット |
1枚 | 保管スペースを圧迫しないよう、薄くて暖かいものがおすすめ。 真空パックのものを選ぶとかさばらない。 |
あると便利!役立つ防災用品と選び方は?
次に、必須ではないけれどもあると便利な防災用品をご紹介します。
寝袋 | 体温の維持と持ち運びのしやすさを考えて選ぶと良い。保温力の高いマミー型がおすすめ。 |
簡易トイレ、衛生用品(トイレットペーパーやウエットティッシュ) | トイレはコンパクトで耐久性の高いものがおすすめ。 ウエットティッシュは水がない時に役立つ。 |
医薬品(救急用品、風邪薬や胃腸薬) | 従業員の健康状態を維持するためにあると便利。 救急用品は絆創膏や消毒液、包帯など一式用意しておくと良い。怪我の手当てに使える。 |
電池やバッテリー | 停電時に役立つ。 持ち運びしやすく長持ちするものが良い。 |
懐中電灯やライト | 停電時に役立つ。 ヘッドライトを選べば両手を使える。 LEDの懐中電灯や防水機能があるものだとなお良い。 |
防災ラジオ | 停電時の情報収集に便利。 |
ヘルメットや革製の軍手 | 被災地ではガラスで怪我をすることもあるため、軍手があると良い。 革製の丈夫なものがおすすめ。 |
おすすめの企業向け防災用品①|飲料水&食料
まずは防災用品として必須のアイテムである「飲料水と食料品」について、おすすめの商品をご紹介いたします。
スーパー保存水1.5L 8本組み
常温で5年間保存が可能な飲料水です。
自然豊かな岩手県、北上山地の地下600mに湧く自然鉱泉水を加熱処理し、長期間の保存を可能にしました。
弱アルカリ性で、水分子が非常に小さいため、まろやかな味が特徴です。生体内への浸透力も高く、「美味しい、身体に良い」水です。
1.5Lのペットボトルが8本入っているので、これ1箱で1人3日分の飲料水を賄えます。
【サタケ】保存食 白飯50袋入り
日本人の主食「白飯」の保存食です。アルファ化米(ご飯を一度炊いてから乾燥させたお米)なので、軽い上に、常温にて5年超の長期保存が可能です。
入れる水の量を変えることで、ご飯とお粥の2通りの食べ方を選べます。お粥は幼児や高齢者には嬉しいポイントです。熱湯なら15分、水なら60分でお召し上がりいただけます。
安定した形の袋でそのまま容器になります。スプーン付きなのでどこでもお召し上がりいただける点が便利です。
他にもわかめご飯や根菜ご飯、海老ピラフなど様々な種類の保存食をご用意しております。
5年保存ふんわりやわらかパンEf缶キャップ付きシュガー卵不使用24缶入り
こちらは5年超の保存がきくパンです。蓋を開ければすぐに、ふっくらと美味しいパンをお召し上がりいただけます。
一缶の中に、マフィン型のパンが2つ入っています。キャップの蓋つきなので、食べ残しても保管が可能。乾燥を防いでくれます。
ほんのりとした甘さが美味しい「シュガー」風味です。他にも「チョコ」や「ブルーベリー」、サツマイモの甘露煮が入っている「おいも」など、4種類をご用意しております。
どのパンもアレルギー物質の一つである卵不使用ですがふっくらと美味しいパンに仕上げています。
おすすめの企業向け防災用品②|毛布&マット
次に、暖を取るのに必要な毛布とベッドをご紹介いたします。
非常用圧縮毛布EB-201 化粧箱入り
120×200cmの毛布が真空パックされています。表面がフラットなA4サイズに個包装されているので非常にコンパクトに収納でき、保管時にかさばりません。
害虫や湿気から毛布を守り、長期清潔保管も可能です。
起毛されたポリエステル100%素材なので、ふわふわとした肌触りが特徴です。視認性の良いオレンジ色で、孤立した際の救助サインにも使えます。
暖をとるのはもちろん、人を運ぶのにも十分な大きさです。
エマージェンシーブランケットNEWソフト【20セット】
広げると130×210cmになるアルミブランケットです。アルミ素材は保温性に優れています。体を覆うように使用すると体温が逃げにくいのが特徴です。
こちらはガサガサ、という従来のアルミブランケットの音を抑えた静音タイプ。柔らかく、繰り返し使えるのがポイントです。
1つ約100g以下と軽いので、持ち運びしやすく便利です。
エアーマット暖60個入り
空気を入れるだけで簡単に使えるエアーマットです。空気を入れる前は非常にコンパクトなので多人数分を省スペースで保管できます。
空気層により接地面からの冷たい温度を遮断します。自分の体温をマット内に保つので、避難生活での睡眠や防寒対策に適しています。
耐荷重は約300Kg。万が一破損しても付属のテープで修復可能です。
専用ポンプですぐに膨らますことができ、一度膨らましてから空気を抜くことも可能。マット内の空気圧も調節可能なので、寝心地やクッション性を調節できます。
おすすめの企業向け防災用品③|衛生用品と雑貨
衛生用品や医薬品など、あると便利な防災用品をご紹介いたします。
サニタクリーン 組織用セット200回分
会社の洋式トイレにかぶせるだけで使える簡易トイレ用の袋です。便器がない場合であっても広げてそのまま使用できます。
袋の中に、水分を吸収、凝固させるシートが装着されているので、袋を広げればすぐに使用可能です。袋の上部を切り取れば紐状になるので、使用後の袋の口をしばってゴミとして捨てられるので衛生的です。
こちらは200回分のセットです。水の流れないトイレを衛生的に使うための受ネットと、トイレ用脱臭剤、使用済収納大袋もセットになっています。
災害組織用救急箱約20人用
止血帯、清浄綿、絆創膏、三角巾、伸縮包帯、ガーゼ(3枚)、簡易手袋、体温計、災害用ハサミ、とげ抜き兼用ピンセットなど、応急手当に必要なアイテムが約20人分揃っています。
救急時の手当法の冊子も入っているので参考になります。
常備薬も一緒に用意しておけば、災害時に体調不良者が発生しても安心して対応に臨めます。
多機能防災ラジオ・ライト
①ダイナモ充電機能(iPhone/スマートフォン対応可)、②3灯LEDライト、③FM、AMラジオ、④時計、⑤アラームと、1台で5役をこなす多機能アイテムです。
ダイナモを約1分間回転させるとラジオを約15分間聴取、ライトを約25分点灯、一般携帯電話を約10分使用可能です。
携帯電話充電用ケーブル、携帯電話充電用アダプター(USB充電用ケーブル接続用/FOMA.SoftBank用/au用)、USB充電用ケーブルもついています。
災害時に一台あると便利なアイテムです。
おすすめの企業向け防災用品④|すべてが揃う防災セット
最後に、避難所で過ごすための基本的なアイテムが揃う「防災セット」をご紹介いたします。
【LA・PiTA】一次避難用リュック(一人用)
防水性の高いリュックに、飲料水や非常食、エアーマットや救急セット、ヘルメットや多機能ダイナモライトなど、25個のアイテムを収納した、一人用の防災セットです。
避難先で過ごすための基本的なアイテムが揃っています。重量は約5Kg。それほど重くなく、いざという時にすぐに持ち出せて便利です。
従業員の人数分用意しておくと安心です。
防災用品の保管場所や、非常食の賞味期限に注意
防災用品は消防法令に違反しない場所で、かつ誰もがアクセスできる場所に置きましょう。
エレベーターが止まることも考えて、各フロアに分散させても良いかもしれません。
また非常食には賞味期限があります。いざという時に賞味期限切れだったということがないように、普段から定期的に賞味期限を管理しておくことをおすすめします。
おすすめはローリングストック法です。賞味期限が迫った商品を従業員に配布するなどして、賞味期限切れによる食品ロスを防ぐことが望ましいでしょう。