オフィスに備蓄している防災グッズは、災害が起きてライフラインが停止した場合に備えて保存しておくものです。もしものときに備えておく防災グッズは、定期的な見直しが必要。今回はオフィスの防災グッズについて、見直しの必要性とおすすめのアイテムをご紹介します。
目次
オフィスにおける防災グッズの必要性
災害による被害を最小限にとどめるため、内閣府でも政策の一つとして「企業防災（オフィス防災）」が推進されています。企業が果たす役割としては、従業員の安全確保と二次災害の防止などがあります。
災害が起きた時に帰宅困難者を出さないためには、企業が従業員の安全を確保して施設内に待機させることが重要です。
その際、企業側は従業員などが施設内に一定期間滞在するときのために必要な防災グッズを備蓄しておかなければなりません。また、円滑に備蓄を配布できるように備蓄しておく場所の確保をしておく必要があります。
オフィスの防災グッズを見直す
オフィスの防災グッズとして準備した備蓄品については、従業員がその使い方や保管場所を把握しておく必要があります。救急用品や救助工具など初期活動に欠かせないものは、普段から目にする場所に保管しておくのがおすすめです。
そして、企業は防災グッズをただ揃えておけば良いというわけではありません。いざという時に使えるようにするためには定期的な見直しが必要です。
オフィスで揃えておく最低限の防災グッズ
では、実際に揃えておくべき最低限の防災グッズはどのようなものなのでしょうか。
東京都の「帰宅困難者ガイドライン」によると、企業などは従業員などが事業所内に待機していられるように、3日分の必要な水と食料や毛布などの物資の備蓄に努めるようにとしています。
実際、必要な物資は以下の通りです。
- 水 1日3L×3日分＝計9L
- 主食 1日3食×3日分＝計9食
- 毛布 1人当たり1枚
その他の備蓄については、簡易トイレ、トイレットペーパーなどを含む衛生用品、ビニールシートなどの敷物、携帯ラジオ、懐中電灯、乾電池、救急医療薬品類などです。
防災グッズを定期的に見直すのはなぜか
企業が定期的に防災グッズを見直すべき理由のひとつ目は水や食料品、薬などの医薬品には賞味期限や消費期限があるためです。
水や食料品を無駄にせずリサイクルすることも考えると、期限の1年ほど前には入れ替えるのがおすすめです。
二つ目の理由は、年度ごとに従業員の人数が変わることがあるためです。現状の従業員数に十分に対応できるだけの防災グッズがあるか確認することが重要です。来客があることも踏まえて、防災グッズは多めに用意しましょう。
そして、備蓄している防災グッズにプラスするべきものはないか、定期的に見直してもしもの時に備えましょう。
オフィスに必要な防災グッズ「飲料水と保存食」
災害が発生した時、支援物資が届くまでに時間がかかる場合があります。水と食料は生きていくための必須アイテムなので、多めに用意しておくと安心です。
スーパー保存水1.5L 8本組み
こちらの“スーパー保存水”は、5年間の保存が可能な飲用水です。北上山地の地表600mに湧く自然鉱泉水を加熱処理することにより、長期の保存が可能になりました。
弱アルカリ性で身体への浸透率も高い、「美味しく」「身体に良い」水です。
【IZAMESHI】DAILY IZAMESHI
1人分の保存食が3日分入っているセットです。ご飯が7種類、おかずは9種類のほか、パンやスイーツも入っています。
インテリアにも馴染むシンプルで明るいデザインのボックスは、普段使いができる引き出しタイプ。オフィスの棚に置いても違和感がありません。
職場の残業飯や家庭のランチとしてもおすすめで、中身が減ったら補充するローリングストックにも便利なボックス。こちらの賞味期限は3年です。
5年保存ふんわりやわらかパンEF缶キャップ付きシュガー卵不使用 24缶入り
常温で5年6ヶ月の長期保存が可能なパンです。柔らかさにこだわり、パンにシュガーをコーティングしているので口いっぱいに甘さが広がります。
アレルギーの一つである卵を使わず、フタを開けたらすぐ食べられるように作られています。透明のフタ付きで、食べかけでも保管しておける作りです。
【とらや】小形羊羹18本入
手軽にカロリーが摂取できる羊羹は保存食におすすめです。
こちらは、『とらや』を代表する“夜の梅”をはじめとした5種類の味が詰め合わせになった商品です。賞味期限は製造日から1年です。
【ミツコシイセタン ザ・フード】スープ・調理缶詰詰合せ
上品な味わいとバラエティの豊富さが人気のスープやカレーなどの缶詰セットです。調理が不要で美味しく食べられる『ミツコシイセタン ザ・フード』のロングセラー缶詰が6種類セットになっています。
食べながら備蓄をする「ローリングストック法」（食料品を多めに備蓄して月に1~2回備蓄品を食べ、減った分を補充していく方法）におすすめのセットです。
オフィスに必要な防災グッズ「防災雑貨」
防災雑貨も従業員の人数によって買い足しなどの見直しが必要です。非常用の雑貨は定期的に見直して、プラスしたほうが良いアイテムはないかチェックしておくと良いでしょう。
【MINIM+AIDMINIM】MINIM+AID ホワイト×アイボリー
どこにでも置けるシンプルなデザインの防災セットです。災害時にすぐ持ち出せるように、コンパクトでスリムな作りになっています。コートハンガーに掛けたり、傘立てに立てるなどしておけるため、場所を取りません。
災害が起きてから避難所へ行くまでを守る、必要最低限のアイテムを収めたセット。4つのパーツごとに様々なアイテムが入っています。
防災用品＜貯蔵タンク内蔵＞EX.48サバイバルローラーバッグ「コンパック」
被災体験のある防災士の意見を参考にして選んだ防災グッズセットです。水や食料、アルミシートや軍手ロープ笛セットなど、様々なアイテムが入っています。
バッグにはローラーが付いているため、持ち運びが簡単。ローラーバッグの中には約15Lの水が入ります。
【denqul】denqul ブルー
“denqul（デンクル）は常に充電された状態で自宅に常備しておくスマートフォン用のバッテリー。こちらは、常に持ち歩くものではなく、準電した状態で自宅に保管しておき、災害時にこれを持ち避難することを想定しています。
小物入れと一体化した充電台になっているため、スマートフォンやメガネなど日常的に使用するアイテムと一緒にデスクの上に保管してくことができます。
バッテリーは片手で回して発電できる新方式を採用。手回し式と比べると小さい力で充電できて便利です。
非常用圧縮毛布EB-201 化粧箱入り
非常用の毛布が圧縮されて袋に収納されているため、コンパクトで劣化しにくく長期保存が可能です。A4サイズ（個装）とコンパクトなので、机の引き出しや本棚などにスッキリ収納できます。
肌触りが良く清潔な点もおすすめのポイント。多めに備蓄しておくと安心です。
オフィスに必要な防災グッズ「衛生用品」
防災グッズで必要な衛生用品をご紹介します。衛生用品にも保存可能期間が決まっているものがあります。
そのため、これに関しても定期的に見直していざという時に使えるようにしておくのが大切です。
防災ウェットタオル 20枚入【20セット】
水道が使えなくなった時に、身体を拭いたり手指を清潔に保つために便利なウェットティッシュです。
20枚入りが20セット入っていて、ウェット感は未開封の状態で製造日より5年間続きます。
サニタクリーン 災害用緊急トイレセット 240回分
トイレが使えなくなった時用の洋式便器用セットです。多人数に対応でき、梱包段ボールが使用済便袋回収箱になる無駄のない作りになっています。
ふたが付いているため、中身が見えず臭いを防ぎます。回収大袋は使用済便袋が約40袋収納できるサイズです。
災害組織用救急箱 約20人用
体温計、簡易マスク、簡易手袋、救急絆創膏など、もしもの時に備えておくと安心なアイテムが救急箱に入っています。
災害時にケガをした場合、適切な応急手当をすることで傷の悪化を防ぐことができます。ケガの手当を分かりやすく記載した“救急お手当法”がセットになっているのも安心のポイントです。
約20人分がセットになっているため、従業員の数に合わせて数セット用意して分散して保管しておくと良いでしょう。
三越伊勢丹法人オンラインストアで防災グッズを見直そう
三越伊勢丹法人オンラインストアでは、防災・減災の取り組みとして、ギフトという形で企業や個人をサポートしています。
防災グッズには、防災用の食品だけでなく賞味期限の長いジュースや缶詰、レトルト食品などを備えておくと安心です。
三越伊勢丹法人オンラインストアでは、法人向けの便利なサービスを利用しながら防災グッズの見直しの際におすすめの商品が購入できます。
防災グッズの定期的な見直しをして、もしもの時に備えましょう。
