お世話になったお取引先へ感謝の気持ちを込めて贈るお中元ですが、実は日本では地域によってお中元を贈る時期が異なります。この記事では、地域別のお中元を贈る時期とおすすめの商品をご紹介いたします。
※2024年のお中元は終了いたしました
目次
お中元に半年間の感謝の気持ちを込めて贈る
お中元は、上半期の区切りとしてお世話になった方へ感謝の気持ちと「これからもよろしくお願いします。」の気持ちを込めて贈る夏のご挨拶です。
今後の良好なお付き合いを願いつつ、半年間の感謝をギフトに込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
地域別にみる|お中元を贈る時期
お中元を贈る時期は、地域によって異なります。例えば、東日本と西日本では1ヶ月程度も時期が違うため、お中元を贈る相手が住む地域に合わせた正しい時期を知ることが重要です。
東北・関東
東北と関東は、一般的に7月初旬から7月15日までがお中元の時期です。
しかし、近年では、東京都や神奈川県を中心にお中元を贈る時期が早まってきていて、6月20日頃から贈り始めるケースも目立ちます。これは、関東のお中元の期間が短いことが原因だと考えられます。
本来、お中元などの贈り物は直接持参するのがマナーとされてきましたが、現在は様々な理由から配送するのが一般的になってきています。
そのため、2週間の間に配送依頼が集中して日時指定ができなくなったり、お中元の期間内に配送が間に合わなくなるなどの事象が起こるようになったことが、お中元の時期が早まってきている理由です。
北海道・東北・関西・中国・四国
北海道・東北・関西・中国・四国のお中元は、7月15日~8月15日までに贈るのが一般的です。期間は1ヶ月と余裕がありますが、関東の影響を受けてお中元を贈る時期が早まってきています。
発送が集中して期間内に届けられないのを避けるため、7月より早い時期から贈り始めることがあります。
北陸
北陸は、関東と同じ月初旬~7月15日に贈ると地域と、北海道や東北などと同じ時期である7月15日~8月15日の時期に贈る地域に分かれています。
関東と同じ時期に贈るのは都市部を中心にした地域です。北陸地方にあるお取引先へお中元を贈る際は、お中元の時期を確認してから贈るように注意しましょう。
九州
九州のお中元の時期は、8月1日から8月15日までの2週間ほどです。東北や関東とは丸1ヶ月も違うため注意してください。
ただし、近年は九州でもお中元を贈る時期が早まっていて、7月中に贈る方も増えています。
沖縄
沖縄のお中元の時期は、他の地域とは違っていて、旧暦の7月15日までに贈ります。その年によってお中元の時期が異なるため、沖縄へお中元を贈る場合はその年の旧暦7月15日を確認しましょう。
このように、日本では地域によってお中元の時期が異なるため、お中元を贈る時期が近づいてきたら、各地域の時期を前もってリサーチして失礼のないようにしましょう。
お中元を贈る時のマナーを再確認
お取引先へ失礼のないようにお中元を贈る際のマナーを再確認しましょう。
お取引先へ贈るお中元の予算
お取引先へのお中元の平均予算は、5,000円~10,000円です。一般的には5,000円程度のものを選ぶことが多いですが、その年に特にお世話になったお取引先へ贈る場合は、10,000円ほどのものを選ぶとよいでしょう。
また、同じ相手に贈り物が続いた場合や、お相手に余計な気遣いをさせたくない場合は3,000円ほどのものを選んでよいでしょう。
お中元にかけるのし紙
お中元は正式な贈り物になるため、のし紙をかけて贈るのがマナーです。使用するのし紙は、何度あっても良い慶びごとに使用する「紅白のもろわな結び(花結び)」。
上段に「お中元」または「御中元」と書き、下段には会社名または代表者の名前を入れましょう。
挨拶の言葉を添える
正式なマナーでは、商品より先に「心ばかりの品を送らせていただきました。」といった内容の送り状を出します。
しかし、最近では、あらたまった贈り物をする際、商品に挨拶状を添える方法で増えています。
お中元の時期を過ぎてしまった場合
もしもお中元の時期を逃してしまったら、7月15日から立秋(8月7日頃)に贈る場合は、のし紙の表書きを「暑中御伺」とします。立秋から8月末頃になった場合は、のし紙の表書きを「残暑御伺」と書きます。
どちらの場合も、地域のお中元の時期を確認して、遅れてしまっても慌てず早めに贈りましょう。
また、お相手が喪中の場合、お中元はお祝い事ではなく相手に感謝の気持ちを伝えるための贈り物なので贈っても構いません。ただし、のし紙は紅白のものではなく、白無地のものを使う配慮が必要です。
ブレイクタイムに食べてもらえるお菓子のお中元
ここからは、おすすめのお中元ギフトをご紹介いたします。
贈り物の定番であるお菓子は、お中元に選ばれることが多いアイテムです。お取引先へ贈るお中元は、常温で保存できるお菓子を選ぶのがポイント。
シェアして召し上がりやすい個包装のもの、見た目が可愛いものなど特別感のあるものを選んで贈りましょう。
【彩果の宝石】《お中元》フルーツゼリーコレクション
涼しげな宝石のような見た目が美しい『彩果の宝石』のフルーツゼリーです。
フルーツをかたどった可愛い一口サイズのゼリーは、フルーツ本来の美味しさがお楽しみいただけます。絶妙な弾力がグミのようで、歯切れの良い食感が特徴です。
【葵の倉】《お中元》葵千楽
『葵の倉』で人気のおかき・せんべいを組み合わせた詰め合わせです。
お茶はもちろん、ビールやワインにも合う贅沢なセットです。
【アンジェリーナ】《お中元》焼菓子アソート
フランスのパリに1903年に開店した『アンジェリーナ』は、誕生以来、ココ・シャネルなどの著名人やパリの人達に愛され続けてきた菓子店です。
こちらは、疲れた時に嬉しい優しい甘さの焼き菓子のセット。バターをたっぷり練り込んだクッキー生地に、マロンペーストをはさんだ「マロンサンド」や、マドレーヌ、フィナンシェ、フルーツケーキを詰め合わせました。
個包装なため取り分けやすく、コーヒーや紅茶に合わせて召し上がっていただけそうです。
来客時にも活躍するお茶のお中元
お茶は休憩時間や来客時に活躍するため、お中元やお歳暮に選ばれる人気のギフトです。常温で保存できて賞味期限が長いこともお茶がお中元におすすめの理由。
食事中または食後に、休憩時間やテレビを観るリラックスタイムになど、食事やお菓子との相性が良いのもお茶の特徴です。
【古賀茶業】《お中元》福岡八女玉露・八女煎茶「ななつ星」詰合せ
福岡の八女茶の普及と品質の向上に努め、八女茶の美味しさを届けるため研究開発に取り組んでいる『古賀茶業』。美味しいお茶を作るため、土づくりからこだわっています。
爽やかな味わいの煎茶はスッキリとして飲みやすく、冷蔵庫で冷やして冷茶として召し上がるのもおすすめです。玉露はお茶好きの方に好まれる深みのある香りが特徴のお茶。
お取引先へのお中元にふさわしい上品で高級感のあるパッケージもおすすめしたいポイントです。
【静岡キタハイ川根銘茶】《お中元》「手摘み」
特別な方、大切なお取引先へ贈りたいのが『静岡キタハイ川根銘茶』の高級茶です。
静岡の川根地区にある大井川上流の山間地は、良質な茶葉の産地として知られています。この地は、昼夜の寒暖差が大きく、日照時間が短いためコクが深く爽やかな香りの茶葉が育ちます。
木箱に入れられ、丁寧に包装された高級感のあるお茶ギフトです。
リラックスタイムのお供になるコーヒーのお中元
仕事中や気分転換したい時に召し上がってもらえるため、お中元などのギフトに選ばれることが多いコーヒー。コーヒーはお相手を選ばず喜んでもらえる実用的なギフトとして人気です。
お中元に選ぶコーヒーは、おしゃれなデザインのものや手軽に召し上がれるものがおすすめです。
【AGF】《お中元》ちょっと贅沢な珈琲店スティックブラックギフト
飲みたい時にすぐ召し上がれるスティックタイプのコーヒーです。贅沢な気分でコーヒーをお楽しみいただける「ちょっと贅沢な珈琲店」。
短い休憩時間などにもお湯を注げば美味しいコーヒーが完成します。ブラックなので、ミルクや砂糖でお好みで調整できるのもおすすめのポイントです。
ブラジルブレンド・コロンビアブレンド・キリマンジャロブレンド・モカブレンドの4種類の味が各21本ずつ入っています。
【スターバックス】《お中元》オリガミパーソナルドリップギフト
『スターバックス』の「オリガミパーソナルドリップ」は、日本の伝統文化である「折り紙」のように、丁寧に心を込めてコーヒーを淹れて味わってもらいたい思いを込めたコーヒーです。
1杯ずつ特別な器具を使わずに淹れられるドリップタイプなので、召し上がりたい時にすぐ美味しいコーヒーが完成します。
【カフェ ソラパ】《お中元》ドリップコーヒーセレクション
「宝石のように輝いて、世界へ羽ばたくコーヒーを目指して」との思いを込めた『キャピタルコーヒー』のブランド『カフェ ソラパ』のコーヒーです。
世界のコーヒー産地からコーヒー豆の個性と品質を追求し、マイルドな焙煎にこだわっています。甘い香りと良質な酸味のコロンビア産のコーヒー豆を使用した「エメラルドマウンテン」など、便利なドリップタイプで手軽に召し上がれるコーヒーです。
お中元の時期を再確認して感謝の気持ちを届けよう
お取引先へ贈るお中元は、良好な関係を続けるためにも相手の地域に合わせた時期を確認して贈りましょう。
この記事では、地域別にお中元の時期をご紹介しましたが、時期が多少ずれてしまったとしても、「暑中御伺」「残暑御伺」として贈れるので、あまり神経質になりすぎなくてもよいでしょう。
大切なのは、贈る相手が喜んでくれるものを心を込めて選ぶことです。